こんにちは、メルジーニャです☺️
前回ご紹介した「トーへズモ」を作ったあと、揚げ油として使ったラード(banha de porco)がたっぷり残っていました。
このまま捨てるのはもったいない…と思っていたときにひらめいたのが、ブラジルの定番料理「Empadão de Frango(鶏肉のエンパダオン)」🥧
さっそく作ってみたら、外はサクッほろっと崩れる食感、中は濃いめでとろ〜りフィリングが絶妙にマッチ😋
家族にも大好評で、娘はおかわり、夫からは「これ、売れるよ!」とまで言われました!
今回はそんな、余ったラードを美味しく使い切れる「エンパダオン」のレシピをご紹介します。
日本の家庭でも再現しやすい材料&作り方で、本場ブラジルの味を楽しめますよ♪
✅Empadãoって何?
Empadão(エンパダオン)は、ブラジルの家庭で親しまれている大きな塩気のあるパイ料理です。
中には鶏肉やオリーブ、クリームチーズなどの具がたっぷり詰まっていて、外側はサクサク&ホロホロのパイ生地で包まれています。
見た目はちょっとおしゃれなパイだけど、ブラジルでは家庭料理としてよく登場する定番メニュー。
パーティーやピクニックでもよく出てくる、みんなが大好きな「ごちそうおかず」なんです…!
今回はこのパイ生地(massa podre)もラードを使ってしっかり再現してみました✨
🍽️材料と作り方
📝 材料(18cmのパイ型1台分)
【パイ生地(massa podre)】
- 中力粉(または薄力粉でもOK)…2カップ(約240g)
- 冷たいラード(banha de porco)…100g
- 卵…1個
- 塩…ひとつまみ
- 水…大さじ1〜2(様子を見ながら)
🔸ラードを使うことで、焼き上がりがホロホロ&サクサクに!
🔸冷たいラードを使うのがポイント!
【鶏肉フィリング】
- 鶏むね肉 or もも肉(茹でて裂いておく)…200〜250g
- 玉ねぎ(みじん切り)…1/2個
- にんにく(みじん切り)…1かけ
- オリーブ(輪切り)…適量(なくてもOK)
- グリーンピース…適量(なくてもOK)
- トマトペースト…大さじ1
- チキンブイヨン or コンソメ…1個
- 塩・こしょう…しっかりめに調整
- クリームチーズ or requeijão(あれば)…大さじ2
🔸濃いめの味つけがコツ!
🔸具だけで味見して「ちょっと濃いかも?」くらいでちょうどいい◎
🍳 作り方
①【生地を作る】
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ボウルに粉と塩を入れ、冷たいラードを加える
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指先でラードをすり込むようにして、そぼろ状にする
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卵と水を加え、ひとまとめにする(こねすぎ注意!)
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ラップに包んで冷蔵庫で30分休ませる
②【フィリングを作る】
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フライパンに少量の油(またはラード)を熱し、玉ねぎとにんにくを炒める
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鶏肉、トマトペースト、ブイヨンを加えて炒め合わせる
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鶏肉のゆで汁をおたま1杯分くらい加え、少し煮てなじませる
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オリーブやグリーンピース、クリームチーズを加えて全体をとろっとさせる
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塩・こしょうでしっかりめに味を調える
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粗熱をとっておく
③【組み立てて焼く】
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生地を2等分して、下半分をパイ型に敷き詰める
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フィリングをたっぷり詰める
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残りの生地を上からかぶせて、端をとじる
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表面に溶き卵を塗るとツヤツヤに
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180℃に予熱したオーブンで約40分、表面がきつね色になるまで焼く
🍽 作ってみての感想・コツ
できたてを食べてみたら、生地はサックサクで、少し濃いめに味付けた中身のチキンのフィリングもクリームチーズがとろっとして絶品でした!
家族にも大好評で娘もおかわり、夫はなんと夕ご飯とお弁当で、一人で半ホール以上を食べ、あっという間になくなりました😂
私ももっと食べたかったです…🥲
生地を作るとき、ラードは冷たいまま使うのがホロホロ食感のポイント!
フィリングは濃いめ&しっとり仕上げにすると冷めてもおいしいです◎
鶏のゆで汁をちょっと加えると、味がなじんでジューシーになるので、ゆで汁は取っておいてくださいね。
まとめ
冷めてもおいしくて、お弁当や持ち寄りパーティーにもぴったりな一品。
前回のトーへズモ→今回のEmpadãoと、ブラジルの“ムダなく使い切る家庭の知恵”を実感したレシピになりました☺️
少し工程が多いですが、ほんとにおいしくておすすめなのでぜひ作ってみてください。
ちなみに今回使ったラードは、前回紹介したブラジルのカリカリ豚バラ「トーへズモ」を作ったときのもの。
サクサク食感の決め手になるので、ラードがある時はぜひ試してみてほしいです!
👉 まだトーへズモを知らない方はこちらの記事もチェックしてみてね
▶ [圧力鍋で簡単!カリッとジューシーなブラジルの豚バラおつまみ「トーへズモ」]