こんにちは、メルジーニャです😊
ブラジル映画って、ときどき心の奥に火をつけてくる瞬間がありますよね。
最近Netflixで観た「Caramelo」の中で、シェフが作っていたcoxinhaがまさにそれ。
あの手つき、湯気、ほろほろとほぐれる肉……
画面越しなのに、こっちまで香りが漂ってきそうで。
「この味、家で作りたい——」
そう思っていたところに、追い打ちがやってきました。
先日、浜松のブラジルレストランで出会った、lanche de carne seca。

ホロホロの塩漬け牛肉にキャベツとチーズ。
シンプルなのに、ひたすらおいしい。
かぶりついた瞬間、静かに確信しました。
これは、作るしかない。
時間はかかるし、手順は地味。
でもその先には、塩の奥にある深い旨みと、
なんとも言えない達成感が待っています。
今回は、そんな自家製Carne secaの作り方を丁寧にまとめました。
料理好きさん、ブラジル好きさん、そして“温度のある手仕事”が好きな方へ——。
ゆっくりいきましょう。美味しい冒険の始まりです。
🍖Carne secaって?
✅ブラジルの伝統的な塩漬け牛肉(干し肉)
✅旨味が凝縮しててほろほろ
✅Feijoada、Coxinha、Lanche、スープなど万能
✅時間はかかるけど、完成の喜びが大きい

👩🍳材料と作り方
📝材料(約500g分)
・牛もも肉(または赤身)……500g
・粗塩……適量(目安:肉の20%くらい)
🍳作り方
1日目
肉は3〜4cm厚にカット。
📝今回はカット済のお肉を使用してます。

粗塩をまんべんなくまぶし、密閉容器で冷蔵庫へ。

1日目はそのまま寝かせる。
2日目
肉から出た水分を軽く拭き取り、必要に応じて塩を追加。


冷蔵庫で再度寝かせる。
3日目
同じように水分を拭き、塩を軽く調整。


冷蔵庫で寝かせる。
※3日塩漬けで風味◎ (好みで4日でもOK)
塩抜き&加熱
肉を洗い、たっぷりの水に浸す(約6時間)
※途中で1回か2回水を替える

圧力鍋に入れ、水をかぶるくらい注ぐ

加圧30分後、自然冷却
※味の調整
しょっぱければ:熱湯を回しかける
物足りなければ:少し塩を足す
→ これが一番失敗しにくい✨
仕上げ
フォークでほぐすとほろほろ肉に


このまま食べても最高。 炒めても、煮ても、揚げても——無敵。
📝フェイジョアーダに使う場合はほぐさずブロックのままでもOKです。
好みで仕上げを選んでください♪
✅ 活用アイデアと次のレシピ
・Coxinha(コシーニャ)
・Lanche de carne seca(ホットサンド/パステウ)
・Feijoada(フェイジョアーダ)
・ひよこ豆スープ
・炒め物とご飯で最強ブラジル定食
まとめ
少し時間はかかりますが、これがあればおいしいブラジル料理がたくさん作れます😋
このCarne secaでやりたい料理が2つあります。
映画で恋に落ちたcoxinhaと、浜松で衝撃を受けたlanche de carne seca。
次の記事では、このお肉を使ったコシーニャを紹介します。お楽しみに!
そして…ここまで読んで「おいしそうだけど…手間すご!」と思った方に。
実は日本でもCarne seca買えます😎
ブラジル食材店や通販にあるので、まずは市販品で味を試すのもおすすめ。
塩抜き&加熱の工程からで食べられます!
作れるなら作る。
でも、ときどき買う。
そのくらいがちょうどいいのかもしれません☺️